サンダガ

昨日、Ｔ君と「くら吉」に行った時の事。



到着してメニューを見ながら何にしようか考えている時、外を見ると雨が凄い事になっていた。







「ちょ、雨やばいんじゃねか、これ」



と言うと



「おう」



と窓の方も見ずに言われた。




よほどメニューに心を奪われているらしい。




邪魔はしたくなかったんだけども、雨が久々に見るような「豪雨」と言っても過言じゃないくらいふっていたので、どうしても伝えたくて




「ちょ、窓の外見てみれって、やばいって、これ」




と言うと




「これはやばいわ」




と窓の方をチラッとだけ見て言われた。





雨より、ラーメンに夢中のようだった。




僕の話はまず聞いてないと思われる。




でもいいのだ。




僕らの関係はこれで。




逆の立場の時ももちろんあるわけで。




こういう事があっても、嫌な気分になったりイラついたりする事はない、もう慣れっこなのだ。




で。




Ｔ君は相変わらずメニューを見ながら、何を食べようか決めかねていたんだけども。






その時、いきなり


「ビカッ！！」


と雷が光った。







僕は思わず




「ちょっ・・！雷だぞ」




と言うと












「ん？」




















「だべ？」





と言われた。









いやいやいやいや。





その返答はさすがにおかしくないだろうか。








まるで俺が雷出したんだぞ、と言わんがばかりに






「だべ？」





と言われたよ。






その言葉にはどこか誇らしささえ感じてしまった。






さすがに







「いやいや、お前が雷出してるわけじゃないから」






と言うと、Ｔ君はかすかに笑い







「注文お願いしマース！！」






と店員を呼んだ。









さすがだ。








久々に会ってもまるで衰えていない。







なんかジコチュウという言葉で片付けられない、何かがある。







これが「Ｔ－クオリティ」という事か。










次回のＴ先生の動向にご期待ください。






じゃね！！